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こねる/泉太郎
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神奈川県民ホールギャラリーにて開催されていた泉太郎さんの「こねる」を最終日ギリギリ滑り込みセーフ。




展覧会入り口に「撮影許可」の文字があったので遠慮なく撮影しました。
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が、いざそう言われると枚数が撮れない。というか撮っても伝えにくい作品ばかり(笑)。



おそらく泉さんであろう人物が中に入った小屋ごと転がされているビデオ。
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実際に転がされた小屋も展示していました。(中では小屋に繋がれた泉さんの映像が流されていた(笑))
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色々と無意味な意味を持つ、思わず吹き出してしまいそうになる作品群。来場者の顔も自然とほころびます。





そんな中、一番よかったのは「生き埋め」と題された展示。

時間が区切られていて1人ずつしか閲覧できないのですが、何とか最終に予約ができました。(本当に最後の1人!!)

案内の方に「1~2分を目処にご覧下さい」と言われるのですが、すぐに出てくる人やなかなか出てこない人、あまりにもリアクションがバラバラ。

期待は高まります。





そして遂に順番が来て展示室に入りました。

「生き埋め」というから、色々な物で溢れかえってると思ったら玄関マットや絨毯が敷き詰められているだけ。

「........???」

と奥にモニターを発見。歩いて近づいて行くと

「ピコン♪」、「ポヨン♪」、「シャンシャン♪」

等の電子音が鳴る。





モニターの前で背筋がぞっとしました。





モニターの中にはモニターに映る僕を見ながらキーボードで僕の足音を鳴らしている泉さんの姿が........。

周りをみると、ビデオカメラが数台僕を狙っていました。

(生で足音を鳴らしてる!!??)

監視下で足音をずーっと鳴らされるのは、何とも薄気味が悪くてすぐに出てしまいました。





しかしすぐに「精神的な生き埋め」だった事に気付かされ.........感動。

こんな後味の悪さと良さが一度にくる展示は初めての体験。





見事にこねられました...........。













※追記(11/28)

よくよく考えたら、泉さんが「生き埋め」されてるという事だったのかも.......。

まあどちらにしても面白い展示でした。
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by noshoes | 2010-11-27 23:27 | art
玄牝/河瀨直美
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ふとアート狂友人に連絡したら、

「実は明日東京にいます。渋谷で河瀨さんのトーク付き新作上映があるけどどうする?」

との事だったのでハチ公前での待ち合わせを新鮮に感じながら、河瀨直美映画を初体験してきました。




内容は「自然分娩出産専門の吉村医院」のドキュメンタリー。

妊婦さんたちは薪割りや雑巾がけ等、目を疑うような労働をしながら心と身体を養い、綺麗で神々しく、本当に自然な「あえぎ」の中で赤ちゃんを授かります。

出産シーンは自然と涙がこみ上げて、吉村正という人間が人生を掛けて取り組んでいる事に納得させられました。




この映画の凄いところは、決してこの「自然分娩」を「正解」として撮っていないところ。

言い方が悪いかもしれませんが、もしこれが「吉村信者」という撮り方の映画だと少し嫌悪感を抱いていました。

あくまでもこういう「世界」がある、ありのままを映しています。




そして映画が終わってからの河瀨直美さんのトーク。

「ドキュメンタリーを撮るにあたって、撮影をする、されるはあるけれども、その前に「人と人」として接します。」

というお話しをされました。




この映画は一般のドキュメンタリー映画と違って、河瀨さんの目そのものを借りている気がしました。

そこから映るのは信頼してくれている人達。

なので観ていてとても心地良さがあります。

「玄牝」

これを機に他の河瀨作品も是非観たいと思います。
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by noshoes | 2010-11-27 00:29 | art
Kobi Levi
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先日twitterでも報告したのですが、久しぶりにぶっ飛んでるシューズデザイナーを発見。

KOBI LEVI-FOOTWEAR DESIGN

気持ちいい位にぶっ飛んでいるので、熟慮断行を一蹴してくれるデザイン。

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普通、「こんなのあったら面白い」だの「こんなのつくったら顰蹙もの」だのとなりますが、実際「形」にすることは大事だなと改めて思いました。

こういう発想が大量生産に昇華した際に、どうやって化けるのかを見届けたいです。








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いやーー気持ちいい。
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by noshoes | 2010-11-12 10:34 | shoes
BIWAKO BIENNALE 2010
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友人のアーティスト「森川穣」氏が出展していた事もあって滋賀県近江八幡市旧市街にて開催されていたBIWAKOビエンナーレに行ってきました。

氏の作品を見る前に色々と事前に厳選してくれたコースを探訪。







割り箸を用いた作品。
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湯のみが圧縮された作品。
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セロテープを用いた作品。
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包帯のドレス。
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そして氏の作品「ことのは」を鑑賞。

残念ながら写真に収める事ができませんでした(素人には光の加減を操縦しきれない繊細さ)。

古民家の屋根裏に置かれたその作品は、うっすらと、ぼや~っと光っていました。

よく見ると葉っぱのシルエットが浮かんでいます。

古民家の庭の雑草を押し花にして封じ込めたとの事でした。

兼ねてから地霊や、その土地に目線を向ける(上げる)事で、本来の意義や意味を見つめなおす事に取り組んでいる氏。

「作品があることで、元駄菓子屋だった屋根裏に眠る容器等の混沌とした空間を引き立てたかった」

今回の作品は氏がブログでも語っていますが、周りの空気感を引き立てる為に「弱い作品」である必要があった。と同時に「強い作品」で周りとの調和を図る課題が残った、との事。








僕が感じたことは氏自体の今回の場所(ビエンナーレ会場含む)への半端ない愛情(笑)。

元々なんでもない場所であれば今回の作品も十分「強い」。

場所への愛情が強すぎて「弱い作品」へのバランスに悩んだと思います。

まあ、バランスに悩んでるだのなんであれ身近な友人の「作品を見る」ことができるのは幸せです。

その悩みや課題は僕もものを生み出す職業なので痛いほど分かります。








ちなみに今回のタイトルの「ことのは」。「言葉」の語源は「事の端」と言ったそうで、「言葉」というのは、「物事の端の部分しか伝えられない」という意味で付けられたそうです。






この意味を聞くと、「弱い作品」で正解な気がするんですけどね.........................。
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by noshoes | 2010-11-09 01:10 | art
博多小学校/Coelcanth K&H
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数ある福岡建築の中で友人に薦められて見に行ったCoelcanth K&Hによる博多小学校。

大浜、奈良屋、御供所、冷泉という博多都心部にあった四小学校が1998年3月で閉校。同年4月、博多小学校として生まれ変わり、2001年に奈良屋小学校跡地に新校舎が竣工されました。

事前に見学予約が必要だったのですが、行けるかどうかも分からなかったので、取りあえず博多の懐の深さを信じて現地前で電話しながら登校。

受付の方とお互い受話器を持ちながらの会釈で対面し、授業は終わっていたのですが何とか見学させてもらえました(笑)。

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オープンな施設、教室、体育館。従来の小学校をイメージすると素通りしてしまう小学校です。

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1枚目の写真の窓ガラスは半地下になってる体育館の窓。
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こちらの階段舞台の施設も道路側はガラス張り。
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地下には4小学校の歴史を遺してあります。
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第二次世界大戦時の福岡大空襲で焼け残った扉。
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内部の様子をもっと見たい方はこちらに載ってます。





昨今、小学校に不法侵入する事件等がありますが、博多小学校のオープンさは街に見守られている様な気がします。

ガラス1枚だけの距離で子供達が元気に過ごしている光景が見れるのは、通勤途中の会社員や主婦にとっても微笑ましい筈。

不審者に思われたくなくて、運動場で遊ぶ子供達の写真は撮れませんでしたが、皆目があうと「こんにちはー!」と元気に挨拶してくれました。

とてもほっこりさせてくれた博多小学校。

4小学校が閉校したのは悲しい事実だったと思いますが、現在の学校になって得たものはとても意義深く映りました。
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by noshoes | 2010-11-08 20:47 | architecture
ぐりんぐりん/伊藤豊雄
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福岡出張ついでに世界文化章を受章された建築家:伊藤豊雄さんが手がけた「ぐりんぐりん」を拝観。

「♪フフフーン♪フフフーン♪フフフフーン♪」と「グリーングリーン」をつい鼻歌ってしまった己を叱責しながらまず外周を散歩。

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地面がうねんうねん、ぐりんぐりんとのたうっているこの建物内は植物園になっています。
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地面と一体化している形状を持つこの建築は、子供の頃に憧れた秘密基地のようで.....わくわくとある種の郷愁にかられます。



老人ホームの入居者の方の散歩にも遭遇したのですが、正に「憩い」が滲み出ている建築でした。

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伊藤さんのVTRが館内で流されていたので休憩がてらに閲覧。

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「川に立てた杭が従来建築だとすると、その後ろにできる渦の様な建築をつくりたい」

という言葉をこの建築内でソフトクリーム片手に聞く至福。

「ありがとうございました」と心でつぶやいて、「ぐりんぐりん」を後にしました。
















館内で飛び回っている「オオゴマダラ」という蝶の飼育ケース。

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何とこの蝶、蛹が金色なんです。









まさに「ゴールド・エクスペリエンス」。
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by noshoes | 2010-11-08 16:53 | architecture
the new market
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五反田の味ビルという「廃墟なの?」と疑う正に "味" ビル内2F-4F(3フロア!!)で開催されているthe new market。(終了)

最近知り合いになった鞄作家のカガリユウスケ君達が気合いを入れて挑んだこのイベントのパワーは凄かった。

何とこのイベント、参加者全員がプロデューサーであり、ディレクター。

設営も含め35組のクリエイターが一丸となっています。

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カガリユウスケ氏のブース。
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当初ブース位置は別の箇所だったらしいのですが、後ろの「壁」への執念で換わってもらった「壁マニア」、カガリユウスケ。

氏の名刺入れを購入。
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色々見て回りましたが、何といっても今回まじまじと見入ってしまったのはstudio noteのこの作品。

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建築を勉強された(MVRDVにも研修)のちにプロダクトを学んだとの事で、建築物の"タイル"と家具の"ラグ"の境界線作品。

一見毛皮をそのままアクリル封入かとおもいきや、アクリルで封入された毛皮タイルでラグに転化。

タイルの裏に番号を入れてパズルの様に組み立てたらしいです。

名和作品を見た後だったので、頭の中で二つの作品を勝手に融合させて愉しんでいました(笑)。




それにしてもこのイベントは出展者と来場者の雰囲気がとても心地よかった。

出展者全員のホスピタリティが感じられました。

次回は僕も参加したい.........。






このイベントは11月3日までです!!絶対に一見の価値ありですのでお勧めです!!
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by noshoes | 2010-11-01 13:38 | design